別表十四(二) 寄附金の損金算入に関する明細書

別表十四(二)は、寄附金のうち、税金の計算で損金にできる上限(損金算入限度額)を超えた部分を計算する明細書です。

表示中:株式会社べっぴょう(架空)・黒字・東京23区の会社(2025-07-01 〜 2026-06-30)。当期は黒字。中間申告あり。繰越欠損金なし
所在地:東京23区内に事務所が1か所。都民税・事業税・特別法人事業税を東京都(第六号様式)に申告します。

令和8年度の様式(e-Tax 様式ID HOE099 版14.0)。欄をクリックすると、計算元と転記先がハイライトされます。

  • 自動計算(仕様書の計算式)
  • 自動計算(最小値・税率・条件などを含む式)
  • 会計データ(決算書・試算表)から連携
  • ほかの別表・前期の申告書から転記
  • 手入力

様式は横にスクロールできます。

別表十四(二) 寄附金の損金算入に関する明細書の様式

別表十四(二)の役割

寄附金は、会計では費用ですが、税務では損金にできる金額に上限があります。別表十四(二)「寄附金の損金算入に関する明細書」は、寄附金の種類(国や地方公共団体への寄附などの指定寄附金等、特定公益増進法人等への寄附、その他の寄附)ごとに、損金にならない金額を計算する帳票です。

留意点では、「支出した寄附金の額」には仮払寄附金の額は含まれるが、未払寄附金の額は含まれないとされています。

架空の会社の計算

株式会社べっぴょうは、神社の祭礼に寄附をしました(その他の寄附金)。国税庁の手引の設例と同じ種類の寄附です。様式に印刷された計算式のとおりに計算します。

欄 内容 金額
4 その他の寄附金額 50,000
8 所得金額仮計(別表四「26の①」) 1,382,000
9 寄附金支出前所得金額((7)+(8)) 1,432,000
10 同上の2.5/100相当額 35,800
11 期末の資本金の額及び資本準備金の額の合計額 10,000,000
13 同上の月数換算額の2.5/1,000相当額 25,000
14 一般寄附金の損金算入限度額(((10)+(13))×1/4) 15,200
23 損金の額に算入されない金額((22)-(14)) 34,800
26 損金不算入額 計 34,800

寄附金50,000円のうち、限度額15,200円を超える34,800円が損金不算入です。

ほかの帳票とのつながり

  • 試算表 → 4欄:寄附金の科目の金額が、その他の寄附金額になります(試算表のページでたどれます)。
  • 別表四26欄 → 8欄:限度額の計算は、別表四の仮計(26欄の①)から始めます。設例では、寄附金の支出がある場合は、別表十四(二)の前に別表四の26欄を算出する必要があると説明されています。
  • 別表五(一) → 11欄:資本金(別表五(一)の32欄の④)と資本準備金(33欄の④)の合計を書きます(様式に「(別表五(一)「32の④」+「33の④」)」と印刷されています)。
  • 26欄 → 別表四27欄:損金不算入額34,800円を、別表四の27欄で加算します。処分は「社外流出」です。

出典:国税庁「令和7年版 法人税のあらましと申告の手引」第一部の設例・申告書作成上の留意点(別表十四(二))、令和8年版 別表十四(二)・別表四の様式

最終更新日:2026-10-11

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この帳票が出てくるテーマ別の解説

この帳票に出てくる用語

様式の画像:国税庁「法人税申告書別表等(令和8年4月1日以後終了事業年度分)」(PDF)を加工して作成